海外旅行の際、行き先によってはフライトが12時間以上になることもあります。
ビジネスクラスの乗れたら、横になって快適な時間が過ごせる思いますが、多くの方がエコノミークラスではないでしょうか。
12時間以上のフライト、つまり1日の半分以上をエコノミークラスの狭い座席で過ごすことになるので、機内でいかに快適に過ごせるかってとても重要なポイントですよね。
快適に過ごすために、便利グッズなどもたくさん販売されていますが、まずは服装が大事です!
家から空港までの移動+手続き・待ち時間+フライト時間+到着後入国審査+渡航先ホテルまでの移動
というように、単に機内だけを考えた格好ではなく、公共の場で過ごすということも考える必要があります。
この記事では、機内を快適に過ごすことができる服装についてご紹介していきます。
これで、海外旅行のロングフライトが心配だった方も、機内で快適に過ごして楽しい旅の始まりを迎えることができます。
機内で快適に過ごすための便利グッズはこちらをご覧ください。

目次
機内で快適に過ごすための服装:トップス
トップスは体温調整ができるものを
渡航先での服装は、現地の気候によっても大きく変わってきますが、機内は温度を下げて設定されているので、寒く感じることが多いです。
また、フライト中に睡眠も取りますし寝ている間に風邪などひいてしまったら旅行が台無しになってしまいますので、体温調節ができるように重ね着をしておくといいでしょう。
そして、万が一それでも寒くなったときのために、小さくたためるパーカーなどの防寒具も用意しておくといいです。

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使っていない時は枕代わりや、背もたれと腰の間に挟んで腰を少し楽にしたりと、重宝します。
<トップス>
男性:Tシャツ、ベスト、パーカーなど
女性:Tシャツ、カーディガン、パーカー、ストールなど
機内で快適に過ごすための服装:ボトムス
ボトムスは締め付けがないものを
まず、なんといっても締め付けがないスカートやパンツを選びましょう。
基本的に機内では座っているので、締め付けがあるものだと乗っているうちに苦しくなっていきます。
旅行にジーンズを持っていくこともあると思いますが、それは荷物の中に入れて機内ではもっとゆるいものを履いた方がいいです。
ただし、スウェットやジャージだと部屋着・パジャマ感が出てしまうので、飛行機を降りた後の入国審査で列に並ぶことや、乗継の場合はゲートで飛行機を待つことなどを考えておいた方がいいです。
また、女性は冷えやすく少しでも締め付けがあると血流が悪くなるので、お腹を締め付けないタイプが好ましいです。

<ボトムス>
男性:チノパンやスラックス、短パンなど
女性:ワンピース、ワイドパンツ、マキシ丈スカートなど
機内で快適に過ごすための服装:足元
足元も快適に
忘れがちなのが、足元です。
乗りり込んだままのスニーカーで長時間過ごしていると蒸れてしまい匂いが気になってしまったり、またどんどん足がむくんで靴がきつくなっていきます。
足も解放してあげることで、より快適に過ごすことができます。
また、そのままトイレにもいけるように、ホテルにあるような薄いサンダルではなく、しっかりしたサンダルに履き替えておくことをオススメします。
靴下も実は足を締め付けてしまって、血流を悪くしているんです。
でも足が寒いのは困るという人は、5本指ソックスをオススメします。通常の靴下よりも締め付けが少なく、蒸れにくいので快適です。
5本指ソックスだとビーチサンダルも履けますし、軽いビーチサンダルは機内用として持ち込みがしやすいです。

<足元>
靴から履き替えられる用のサンダル
靴下を履くなら5本指ソックス
女性はむくみ+冷えの対策も
女性は冷えやすく、むくみやすいので、着圧ソックスをオススメします。
ワンピースの下に着圧ソックスを履くことで、むくみ防止+足元の冷え防止にもなって一石二鳥です。
着圧ソックスだと、座席でも履くことができますし。マキシ丈ワンピースの下に履いてもトイレに行く時も見えません。
マキシ丈ワンピース+着圧ソックスは女性の定番の格好と言えるでしょう。

機内で快適な服装=エコノミークラス症候群を予防
快適に過ごせる格好をすることで、ある病気の予防にもなるんです。そう、みなさんもご存知の”エコノミークラス症候群”(旅行者血栓症)です。
エコノミークラス症候群の症状は?
主な症状は、呼吸困難、胸の痛み、不安、冷や汗、失神などです。
エコノミークラス症候群の原因は?
長時間座ったままのような姿勢でいることで、足が圧迫され血流が悪くなり、血のかたまりが肺の静脈を圧迫することで生じます。
また、飛行機内などの気圧の低い空間や、乾燥した空間で体内の水分が減り、血の粘度が上昇して症状が出やすくなるとも言われています。
エコノミークラス症候群を予防するためには?
締め付けの少ない服装をして、血の流れを止めないことです。そして足の曲げ伸ばしやマッサージ、少し歩いたりして、血流をよくする意識をしておくことが大事です。
また、適度な水分を摂ることと、飲酒を控えることです。
機内は乾燥しているので、気づかない間に脱水症状になってしまうので、意識して水を飲むようにしましょう。お酒やお茶のような利尿作用のあるものは、余計に脱水してしまうので、なるべく避けましょう。
服装に気をつけて機内で快適に過ごそう!
海外旅行の際、機内で快適に過ごせる服装は、
<男性>
- チノパン、スラックス、夏は短パン
- TシャツかロンTの羽織のシャツかパーカー+防寒パーカー
- 5本指ソックス
- 楽チンサンダル
<女性>
- ワンピース、マキシ丈スカート、ワイドパンツ
- 半袖に羽織のカーディガンかパーカ、ストール+防寒パーカー
- 楽チンサンダル
- 5本指ソックス
- 着圧ソックス(足先が開いているのがおすすめ)
上で説明してきた考え方を抑えて機内での服装を選ぶと、機内で快適に過ごすことができます。
いかに機内で快適に過ごせるかが、旅行先で元気に楽しめるかのキーとなってきますので、事前準備をしっかりとして、快適な時間をお過ごしください。